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刷毛目煎茶器

刷毛目煎茶器

刷毛目煎茶器は、
茶どころ宇治で150年以上茶器を作り続けて来た朝日焼の土モノ(陶器)の茶器の代表格です。

「石モノ(磁器)の綺麗さよりも
土モノ(陶器)のあたたかみが好き」

という方に、ぜひ使っていただきたい茶器です。
土モノの茶器の愉しみの一つは「慣れ」です。
土モノは石モノに比べて、使っていくことによっての経年変化が大きいです。
特にお茶は大変色素の強いものですので、
蓋の合わせ目や、器の裏などの釉薬のかかっていない部分や、
釉薬の細かな貫入が黒っぽく変色していき、
どんどんと落ち着いた風合いを増していきます。
これを使う愉しみと捉える方と、苦手だなと感じる方に分かれると思いますが、
経年変化の「慣れ」を愉しむのは、より日本人的な器の愉しみ方かと思います。

新しい作られたばかりのものには無い魅力。
特に自分が使い込んだ風合いを愉しむことができるのは、
長い間、使い続けることのできる「一生モノ」だけです。
あなたの人生の側に置いて、お茶を淹れる愉しみを感じてください。

  • 宝瓶、湯冷し、碗6客セット
    セット(宝瓶、湯冷し、碗6客)
    55,080円(税込)
  • 宝瓶単品
    宝瓶単品 21,600円(税込)
    Φ98×85mm(口先 126mm)
  • 湯冷し単品
    湯冷し単品 10,800円(税込)
    134×90×45mm
  • 碗単品
    碗単品 3,780円(税込)
    Φ85×50mm

*一品一品手作りのためサイズは多少異なることがあります。

煎茶器刷毛目(せんちゃき はけめ)
素材
陶器
梱包
化粧箱
商品名
個数

送料 全国一律:860円
5,000円以上ご注文で送料無料
在庫あり:3営業日以内に発送
在庫なし:お届けまで2ヶ月程掛ります。
ご注文頂きました方には、より具体的な納期をお知らせ致します。
お支払い、クレジットカードへのご請求は商品の発送後となります。

  • デザイン
  • 一生ものの茶器
  • こだわり
  • 宝瓶とは
  • 湯冷しとは
デザイン

写真:

  • 写真:煎茶器セット
  • 写真:宝瓶
  • 写真:宝瓶の注ぎ口と蓋
  • 写真:宝瓶の内側
  • 写真:湯冷し
  • 写真:湯冷しアップ
  • 写真:碗
  • 写真:碗の口
  • 写真:碗
  • 写真:碗の裏
  • 写真:使用シーン

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一生ものの茶器

「一生モノ」の茶器とは、耐久性が高く壊れにくい茶器のことではありません。
刷毛目煎茶器は繊細なつくりのため、決して頑強な器ではありません。
私たち朝日焼はお茶どころ宇治で400年続く窯元であり、お茶というものがどれだけ心を尽くして作られているかを知っています。
農家の方、製茶をされる方をはじめお茶に関わるすべての人が、おいしいお茶を飲みたいと願っている方に、おいしいお茶を届けるために心を尽くされています。
お茶は嗜好品と云われますが、おいしいお茶を飲みたいと願う方にとって、お茶は自分の生活を心豊かにする大事なものです。
だからこそ、おいしいお茶を飲んでいただくために、心を尽くして茶器を作っております。
心を尽くさずに作った器は、必ず「粗い」部分が出てきます。作りの粗い器は使い勝手が悪かったり、細かな部分のデザインが気に入らなくなったり、使ううちに飽きる部分が出てきます。
そのような器は、たとえ壊れることがなくても「一生モノ」にはなりません。
朝日焼の茶器を使った方が、「一生この茶器でお茶を飲みたい」と思い大事に使っていただくことを願って制作している、そんな「一生モノ」の茶器です。

こだわり
1最後の一滴まで注ぐことのできる150個以上の宝瓶の穴
宝瓶の穴宝瓶(持ち手のない急須)の胴体に直接、150個以上も手作りであけた穴は、大き過ぎれば茶カスが碗の中にたくさん入ってしまい、小さ過ぎれば、お茶の「とろみ」と本来の旨さを損なってしまいます。
その最適な大きさ約1.5mmの穴が、宝瓶の底の方までびっしりと150個以上あけてあることで、最後の一滴まで注ぐことができ、お茶の味を最大限に引き出します。
胴体と穴の部分を別々に作ってくっつける方が制作としては簡単なのですが、その場合、くっつけた部分が洗いにくく、汚れがたまりやすかったりするので、朝日焼では胴体に直接、穴をあけることにこだわっております。
また、穴が多くあいていても底の近くにまであいていないと、最後の一滴まで注ぐことが難しく、底のギリギリまで穴があいているのも朝日焼のこだわりです。
このような事は、長年の磨かれた技術によって可能になるもので、他の窯元が真似をしてできるものではありません。
2乾燥後のコンマ数ミリ単位の仕上げによるピタッと隙間なく閉まる蓋
宝瓶の蓋急須の蓋の閉まり具合を見ていただくと、それが丁寧に作られた物かどうかが分かります。
焼物は制作した段階からどんどんと収縮していきます。制作時から乾燥で約8%、焼成時にさらに約8%、合計で15%以上縮みます。
そのため、蓋と胴の大きさはちゃんと合わせておいても、少しの差がでてきます。その差をなくすためには、胴と蓋を乾燥段階から常に同じペアで合わせた状態にし、完全に乾いた段階で、あらかじめ少し大きめに作っておいた蓋をわずかに削って大きさを合わし、さらに焼成の時も蓋を閉じた状態で焼きます。
そのため、ほとんど同じ大きさに見える蓋でも、蓋と胴を交換してしまうときっちりと噛み合う事はありません。
この手間を惜しんでしまうと、ピタッと閉まる蓋にはなりませんので、急須や宝瓶の蓋の閉まり具合を見ると、器の作りの良し悪しがすぐに分かります。
3繊細な仕上げによる水切りの良い注ぎ口
宝瓶の注ぎ口水切りの良さは急須の命とも言われます。
朝日焼では制作工程の中でも特に口づくりに細心の注意を払って制作しております。
急須の水切りは作り手の頭を悩ますものの一つです。それを簡単に解決するために、ビニールを装着した急須をよく見かけますが、見た目の悪さも気になりますし、何よりビニールと陶器との境目に汚れがたまりやすく衛生的に良くありません。
朝日焼の宝瓶の注ぎ口は、一度形を整えた後に、刷毛拭きという工程でも念入りに注ぎ口の内側のカーブを整えていくことにより、水切りの良さを実現しております。
4お茶が淹れやすく、茶ガラを捨てやすい大きな口と三日月形の蓋のあわせ口
三日月形の蓋のあわせ口朝日焼の宝瓶は、三日月形の蓋の合わせ目がお茶を淹れる茶漉しの穴の上の部分にのみ付いています。
制作の最初の段階では器の淵をグルッと一周しているものを切り落として三日月形にします。この三日月形の部分で、お茶を淹れるときには茶葉が蓋についてしまうのを防ぎ、茶ガラを捨てるときには、注ぎ口を覆うように持っていただくと、茶ガラをスムーズに捨てることができます。
口を広めに取っている事とともに、日々使っていただく器ですので、茶ガラの捨てやすさにも気を配っております。
5女性の手にも持ちやすい大きさで、しっかりと手になじむ形
手になじむ形宝瓶は急須のように持ち手がないために、器を上から片手で蓋を押さえるように持つのが一般的です。
この持ち方をした時に、どれだけ手におさまりが良いかが宝瓶の使い勝手に大きく影響します。
河濱清器は女性の手にも持ちやすい大きさで、口に向かって広がっていく器のカーブが、ちょうど指に掛かり、とても持ちやすい作りになっております。
6胴体、注ぎ口、蓋の3つの部分をすべてロクロ成形で行うことによる器の一体感
ロクロ成形朝日焼の宝瓶は、胴、口、蓋の3つの部分をすべてロクロ成形の手づくりで制作いたします。
「朝日焼はロクロの家だから」と当代豊斎が口癖のように言いますが、すべてをロクロ成で成形することによって、手に持ったときの収まり具合、胴と口との一体感、細かなロクロ目にたまる釉の景色が生まれます。
わずかな事ですが、手間をかけ、積み重ねた技術で作ることによって、全体の印象が大きく違ってきます。
7持ちやすい形の、朝日焼伝統の舟形の湯冷し
舟形の湯冷ロクロで形を作った後に、歪ませて横長の舟形に仕上げる形は朝日焼伝統の湯冷し。
格調高いそのデザインは、横側に入れたヘラ目によってちょうど指の掛かりができ、大変持ちやすくなっています。
8よりお茶の色を愉しみ、香りを愉しむために工夫された「朝顔形」の碗の形
「朝顔形」の碗の形朝日焼独特の碗の形を「朝顔形」といいますが、朝顔形の碗の形には、お茶、特に上質の宇治茶をより深く愉しむ工夫が詰まっています。
まずはそのサイズ。一般的な碗に比べてお茶の入る量が非常に少ないですが、上質なお茶の味を愉しもうと思うと、ガブガブと飲んでは味わえません。繊細な味に見合った少しの量のお茶を愉しめるサイズとなっております。
そして、底がせまく上に向かって広がっていく独特の形状。これは宇治茶は静岡など関東のお茶に比べて色が薄めであることによります。上質なお茶の一煎目は味は濃く出ていても色は薄い黄色から黄緑色の上品な色です。朝顔形の形状では少量のお茶の量でも、大きな底の碗よりも深さが出ますので、よりわずかな色の違いを愉しみやすくなっております。
また、底がせまく口が広がっている形状のため、香りはたちやすく、色、香り、味の3つを十分に愉しめる工夫があります。
9すするようにお茶を愉しむための、外側と内側でカーブに変化のつけた碗の飲み口
碗の飲み口朝顔形の碗の口元は、外側と内側で微妙にカーブを変えてあります。それは、日本酒を愉しむようにお茶を少しずつすすり飲みしやすいようにです。
上質なお茶は、ほんの数滴を「舌の上を転がすように」愉しむと云われますが、まさにそういう愉しみ方をするのに最適な口の仕上げとなっております。
宝瓶とは
宝瓶

宝瓶(ほうひん、又は、ほうびん)と聞いてすぐに分かる方は、大変お茶好きな方かもしれません。一般的にお茶を淹れる器のうち急須は持ち手のあるもの。 宝瓶は持ち手のないものというように呼び分けます。(地域によっては異なる呼びわけがされる場合もあります。) 宇治、京都ではこの宝瓶の方が急須よりも一般的です。

では、なぜ持ち手のない方が一般的なのか。それはお茶を淹れる際のお湯の温度が影響しております。お茶は上質な旨み成分をたくさん含んだもの程、お湯の70温度を低めにして淹れます。高級な煎茶で度くらい。玉露で40度〜60度くらいが最適とされています。

急須に持ち手が必要なのは、熱いお湯を入れるから。一般的に日常のお茶。つまり「喉の渇きを潤すお茶」は、あまり旨み成分を含んでおりませんので熱いお湯で淹れます。ですから急須に持ち手が要るのですが、宇治は上質なお茶にこだわった産地で、宇治、京都で「喉の渇きを潤すお茶」は京番茶(炒り番茶)と呼ばれるもので、急須ではなくヤカンや土瓶で淹れるものです。

お客様を迎える場合や、自分で愉しむ場合に飲む上質なお茶は宝瓶で淹れる。ということで宝瓶が一般的になったのだと思います。
また、宇治では客間に茶器を備えておきお客様を迎える文化がありますから、場所をとる急須が敬遠されたということもあります。

湯冷しとは
湯冷し

上質なお茶は低い温度のお湯で淹れるもの。そこで活躍するのが湯冷しです。鉄瓶やヤカン、ポット、最近では電気ケトルで沸かしたお湯は沸騰した直後なら、90度〜100度という高温です。このお湯を冷ますのが湯冷しです。

一般的に、お湯を移しかえるごとに約度温度が下がると言われていますが、まず鉄瓶などから碗にお湯を注ぎ、その後湯冷しに移しかえるという動作をすることによって、お湯を自分の好みの温度まで下げます。このお湯の温度の調節のために湯冷しという器が存在します。

また、お茶を複数の碗に淹れる際に、濃さを同じにするために回し注ぎというものをしますが、碗に注がずに、一度、湯冷しに全部のお茶を淹れてしまうことで濃さの差をなくし、その後に各々の碗に移しかえる注ぎ急須としての役目も果たします。

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